高張情報技術士事務所

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■電子メールは無事届いたのだろうか (2001.11.01)


今回は、純粋な技術情報ではなくエチケットがらみの話です。

いろいろな人と電子メールのやり取りをしていると、こちらからメールを送信した後、返信をくれない人がいます。受け取った側からすれば、「確かに受け取りました」という程度の内容なので、返信する必要はないと思っているのでしょうが、メールを送信した側は、メールは無事着いたのだろうか、と思う場合もあるでしょう。

メールアドレスが間違っていると、その宛先には届きませんでしたというメールが返されますが、アドレスが合っていれば、宛先の人が返信をくれない限り、読んでくれたのか、未だ読んでいないのか分かりません。それを確かめるため、メールを表示したとき返信メールを強要する手段もありますが、メールを読んでいないことを疑っているようであり、あまり使われていません。

メールを蓄積しているサーバが運悪く故障してしまい、未読メールが失われる場合もあるでしょうし、インターネットに接続された機器の不具合でメールが行方不明になる可能性もあります。

インターネットでは、ネットワークが網の目のように構成されていて、その接点にはルータという装置が接続され、行き交う情報の交通整理をしています。情報が相手に伝わるまで、いくつものルータを経由します。たくさんの情報の中には、何らかのトラブルにより情報がインターネット上をさ迷うことも考えられます。このような情報が増えることを防止するため、ある条件が成立するとルータは情報を破棄します。送信したメールが破棄される確率は低いでしょうが、ゼロではありません。

メールが失われる可能性があることを理解していただき、メールを受信した人は、返信メールを出すか出さないか、常に気を使ってほしいものです。その判断材料が受信メールの内容であることはもちろんです。